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『幻のサッカー王国~スタジアムから見た解体国家ユーゴスラヴィア~

宇都宮 徹壱 著

勁草書房

 

 FKクリロがサッカーの力と共に「民族の壁を越えよう」と立ち上がったのが2000年2月18日。もうずいぶんと時間がたち、クリロでサッカーをし、民族関係なくパスをつなぎ、ゴールを目指した子どもたちも、成人になり、新たなボスニア・ヘルツェゴビナの未来に向けて歩みだしています。

 

 さて、そのクリロが羽ばたく前に「民族紛争」をサッカーというファインダーを通して見つめ、私を含め、旧ユーゴスラヴィアの国々に関わる人々がかの地へと赴くきっかけを与えてくれたのが、『幻のサッカー王国~スタジアムから見た解体国家ユーゴスラヴィア』です。

 

 著者である宇都宮徹壱さんは、国中に戦争傷跡が色濃く残り、人々の心も戦争の記憶に厚くを覆われていた1997年にボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、セルビア、スロベニアを訪れ、自ら歩き、ファインダー越しにとらえてきた街の姿、人々の姿をこの1冊に収めました。

 

 サッカーが人々に与える力、戦争という大きな影が人々の顔を曇らせる現実、そして、その戦争を乗り越えて歩みだそうとする若者たちの力みなぎる姿、そこにかつてあったユーゴスラヴィアが分裂しながらも動き始めた瞬間をこの本は描き出しています。

 

 『サッカーが越えた民族の壁』の原点は、この1冊にあります。

 

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