top of page
Sarajevo ~サラエヴォ~
深い森におおわれた丘陵地とトレスカヴィッツァ山を筆頭とする5つの山々に囲まれた盆地のような街を、東西に走るようにミリャツカ川が流れています。
高台に上れば一望のもとに多様な文化の融合が感じられる街。それが、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエヴォです。
ローマ帝国、オスマントルコ帝国、そしてハプスブルク帝国(オーストリア=ハンガリー帝国)と、世界史の教科書では何度も目にしてきた帝国の征服、併合を受けながら育ってきた街。そのため、ローマ帝国から続く西洋の文化と、イスラム文化を中心とする東洋の文化が行き来する交差点として、街は発展してきました。
その影響は、人々の生活様式から、街の建物の姿、そして食文化など日常生活の細部に渡って根づいてきています。
街を歩くだけで、西ヨーロッパ文化とイスラム文化を共に味わうことのできます。
バシュチャルシィヤから、ガジ・フスレヴ=ベグ・バザールに至る道を歩けば、モスクをはじめとするトルコ調の建物と店先に並ぶ品々、漂うチェヴァプチッチの香り、ボスニア・ヘルツェゴビナで独自に発展したイスラム文化が広がります。
バザールを過ぎると、そこはもうヨーロッパの街角。フェルハディア通りの石畳の上を歩けば、ハプスブルク帝国時代のバロック様式の建物に囲まれ、オシャレなオープンカフェ、カテドラルや正教会の勇壮な姿からヨーロッパ文化を堪能することができるでしょう。
東西文化の交差点ともいわれたサラエヴォの神髄を、街をちょっと散歩しただけで味わえる。それが、サラエヴォの魅力であり、また、よりその奥深さを知りたいと人々に思わせる巧みな「仕掛け」でもあります。

文化の交差点を歩く

豊かな自然を感じる

郷土の味を味わう

伝統工芸を楽しむ
bottom of page